BLOG "ガクブチ。"

皆さまお元気でしょうか。和田明です。

gt.布川俊樹さんとのユニット「Blue Journey」の1st.albumが完成しました!!

その名も。。。『Blue Journey』!!

そのまんまです。笑

布さんとの信頼関係がそのまま反映された、めちゃいいアルバムに仕上がったと思います!!

PVも完成!!お台場にてロケしてきました。製作はコーラスグループ「サーカス」さんのPVなども手がけるシミズサトシさん。

とてもいい感じに作っていただきました!!

この曲、「Journey to the New World」は何トラックも音を重ねました。

布さんはギター3本。オルガンに西川直人さんをお迎えして、僕はパーカッションも担当しました。

シャカシャカ聞こえるシェイカーの音は、ケータリングのコーンスープ。

ドラムのように聞こえる音は、なんとダンボールです!笑

小野リサさんなどのレコーディングを手がけたエンジニアの原さんをして「名演!」とのお言葉をいただきました。笑

自分でも、日頃からこだわっているグルーヴ感を表現できた気がしています。

7/29のリリース予定でしたが、実はもう手元にあります!

各ライブ会場で手売りしますので、ぜひお買い求めください🙇

そして!!

8/9には渋谷セルリアンタワー内 JZ bratにてレコ発ライブをすることになりました!!!

詳細はまだですが、ぜひ夜のご予定を空けていただければと思います🙇


こんな感じです!!今後とも応援よろしくお願いいたします。


和田 明

・はじめに

こんばんみむめも。和田明です。

1月4日で31歳になりました。いい感じです。

三が日は毎年恒例の正月風邪を引いておりましたが、復活しています。

中学生くらいの頃、「男の人は35歳くらいが最高にかっこいい。そこまで早く歳とって、そこからは永久に35歳でいたい」と思っていましたが、年齢に関係なく歳の取り方がかっこいい大人の方に度々出会ったり、雑誌やパンクスの中でそういった方を発見したりするうちに、高校生になる頃には「歳とかじゃない。生き方だ」と思うようになり、祖母にそれを話すと「顔に出るからね。分かるようになるよ」と言われ、自分なりに志を持って生きてきたつもりですが、プニプニとしています。元気もあります。

和田明、齢三十にして、音楽で暮らせるようになりました。応援してくださる皆様のおかげです。本当に感謝しております。


・はじまり

拠点を関東に移して4年と少し経つ。

最初の2年半は暮らすためにアルバイトが必要で、クリーニング屋や、居酒屋を経験した。

生活費を捻出するためにはある程度の時間をバイトに割かなくてはいけなかったが、「音楽をするために出てきたんだから、バイトで時間を取られすぎては意味がない。優先順位は暮らしの質より音楽が先。その為にやるべきことを、ただ、やる。つまり、死なない程度に手放す」という考え方のもと、ライフラインは水道以外は絶たれてもやむなしということで、冬でも水シャワーだったり、夏の危険な時以外はエアコンなどの空調器具は着けなかったり(というか家電はドライヤーと電子レンジしかなかった)、電気代は払えないがコーヒー代は払える(100円)ということで近くのマックに携帯の充電に行ったりして、なんとか連絡は取れるように。洗濯はもちろん手洗い。食事は2kg200円のパスタに、2食分で98円のパスタソース。稼ぎが悪い時は一袋19円のもやしと、おかずに100円のウインナーorミートボールで過ごした。


上京して最初の誕生日は財布に数十円しか無く、さて、みたいな顔をしながら、でも内心は不安でドキドキしながら迎えた。口座にもほぼゼロ円に近い金額しか残っていないことは知ってたが、うっかり忘れていたギャラの振込がありはしないだろうかと、すがるような気持ちで口座を見てみると、なんと本当に振込が。額は2万円。

これで何日か暮らせる。力が抜けそうになりながら、しかし、そこでふと足元を見ると、ボロボロの靴が。


どこへ行くにも履く靴。

どんなお店に挨拶に行く時も、どんな仕事に行く時も、自信を持って踏みしめて歩くための靴が、誕生日に欲しい。昔から大好きだった靴を一足。

半分使っても、一万円あればなんとかなる。大丈夫。


当時住んでいた家から近かった、池袋のABCマートで、スエードのスニーカーを買った。色は品のあるタイプのグレー。

少しドレッシーでもあり、普段使いもできる絶妙なバランスのそれを僕は履き潰し、一年、生き抜いた。一年経つ頃には、少し状況が良くなっていた。

それから誕生日にはスニーカーを買っている。今年も買った。自分なりの、験担ぎだ。

舞台用にはありがたいことに革靴を買えるようになったので、歩きやすく、履きたくなるような、愛着が湧く物がいい。スニーカーに特別詳しいわけではないが、「モノトーン気味の全体に対して、スポットで暖色を入れると美しい」という、配色に謎のこだわりがある僕を完全に満足させる一足に今年は出会えた。小学5年生の頃憧れていたair maxだ!それを自分の歌で稼いだお金で買えたことが本当に嬉しい。箱にはここ数年NIKEがキャッチコピーにしている - just do it - の文字。いい感じだ。


・おさまり

おかげさまで31歳まで来ることができました。

「人はなりたい人にはならない。周囲がこうなって欲しいと思った人になる」と何かの本で読んだことがあります。

僕は出会った方々に、いろいろなことを思われたり、思われなかったりしたと思います。でも、僕に頑張って欲しいと思ってくださる方々がいることを知っています。

ジャズ・シンガー、和田明。今年も頑張ります。

今後とも変わらぬ応援を、どうぞよろしくお願いいたします。


Dianne Reeves - That's all

和田 明

・はじめに

今年もあっという間に大晦日。

普段よりも体感として早く年末を迎えた気がするのは、暖冬だからでしょうか。12月に入っても20℃近くまで達する日があり、コートを着た日も少なかったように感じます。

僕は1/4が誕生日なので、最初の三日間を除いた362日を30歳として過ごしました。したかったことが出来始めるようになった年だったと感じています。


・動画

僕の音楽が少しでも広がるようにと初めたYouTube。不定期のアップロードにも関わらず、500人を超える方にチャンネル登録していただき、とても嬉しいです。

来年はもっと色々な編成での動画を撮りたいです。Ba.やDr.を自分で演奏することからはじめたい。。。乞うご期待!

今年アップした中で一番再生された動画はこちらでした!!

・音源

自身の所属するバンドUIN(誘引)で、2曲のデジタル・リリースを行いました。

深海魚 - UIN

『D.G.D.』 - UIN

spotifyやapple musicなど、ほとんどのストリーミング・サービスで聞くことができます。

このリリースの経験はかなり糧になりました。


・ライブ

今年も様々なライブをしました。年始のmotion blue YOKOHAMAでのワンマン。上記の動画欄にも関係しますが、弾き語り企画。前回の記事にも書いた布さんとの西日本ツアー。横浜ジャズプロムナードの出演など、どれも楽しいものばかりでした。映像が残っているものをいくつか紹介します。

- KING "organic" Trio

ハモンドオルガン奏者の西川直人さんとの出会いで始まったトリオ企画。dr.長谷川ガクさんと共に、3月21日には、ワンダー・ウォール横浜にてワンマンライブが決まっています。Jazz、Pops、オリジナルなど、やりたいことが全部できるこの三人。今後トリオでの演奏はこの三人でやりたいと考えています。

「深海魚」@柏 Nardis

- 関内ホールでのMALTAさんとの共演

関内ホールの館長である山崎さんに応援していただき、sax.MALTAさんと共演させていただきました。椎名林檎さんのバックを務めるba.鳥越啓介さんや、dr.ジーン重村さん、pf.三木成能さんなど、素晴らしい共演者の方にサポートしていただき、ホールの広さを堪能するようなライブができました。TVKさんのご協力もあり、素晴らしい画質で残していただきました。

"Close to You" arranged by 和田明

- 鈴木直樹 & swing ace orchestraさんとの共演

銀座swingさんに出演した際出会ったジャズクラリネット奏者の鈴木直樹さん。彼が率いるビッグバンドとも共演させていただきました。しかも、まだ日本では誰もビッグバンドアレンジで歌ったことがないであろう、Gregory Porterの歌をも歌わせていただきました。二度のグラミー受賞歴を持つ彼の歌。。。幸せな瞬間でした。

"On My Way to Harlem" - Gregory Porter


・vocal school "FEELS"

僕の主催するボーカル・スクール"feels"も、今年は飛躍の年でした。初めての発表会を原宿のbar dAZEにて開催。Lee Ritenourとの共演も経験されたgt.鈴木直人さんにゲスト参加していただき、生徒さん達に一流を体験していただきました。

もともと教えることが好きな長男気質。出身も教育学部で、母が革製品の教室をやっているところを見て育った、となれば、合わせ技一本的に自然な流れでスクールを始めるのは一つの夢でした。一年半にして形になるイベントができたのは、本当に嬉しく思います。

まだまだ生徒さん募集中!!気になる方はcontact欄からご連絡くださいね。

・TVCM

何本かのテレビCMを歌わせていただきました。自分の声がお茶の間に流れるのは、大変うれしいことです。こちらからご覧いただけます。


・おわりに

今年も沢山の方にお世話になりました。

沢山の方にお誘いいただき、仕事をさせていただきました。

ある落語家さんが、プロとは?との質問に「必要とされる人であること」と答えられていました。

僕はこの言葉にとても共感していて、仕事も日程が合うものは全て受けました。自分の歌が必要とされる喜びは、上京直後の難しい状況を思い出せば、ひとしおです。

拠点を関東に移し4年が経ちました。

ここまでやってこれたのも、応援してくださる皆様のおかげです。

本年もお世話になりました。厚く御礼申し上げます。

今後ともジャズ・シンガー和田明を今後とも応援よろしくお願いいたします。

開けて2019年、まずは1月11日に渋谷セルリアンタワー内 JZ bratにてバースデーイベントがあります!!そちらでお会いしましょう!!

では!!!!!!!

2018年 12月31日 和田明

・挨拶

ダライラマーー!!和田 明です。

個人的に挨拶のような響きを持つ人名ランキング第一位はダライ・ラマさんだ。

ダライとは「大海」、ラマとは「師」を意味するそうだ。

まさに海のように、広く、大きな方なのだろう。


・大海

ところで、先日、僕の携帯電話「ぎんいろまんSE(以下SE)」がトイレという名の大海に飛び込み、うんともすんとも言わなくなってしまった。まずい。修理に持って行こう。

「中身を見てみましたけど、やばいっすね」

どうやら携帯が水没した時には、してはいけないことがあるらしい。

・電源を入れたり消したりすること

・充電すること

・振ること

僕は全部した。すまん。

「やばいっすね。無理かもしれないっす。もし電源入っても、すぐ買い換えてデータ移した方がいいっすね。」

どうやら、SEを全力でシェイクしたことにより、水が全体に満遍なく行き渡り、充電をした状態で無理やり電源を入れようとしたことで回路がショートしてしまったらしいのだ。つまりは、(最初から)僕のせいだ。すまん。

先代の「ぎんいろまん6s」は2年間きっちり使い、晴れて退役、思い入れもそれなりにあったが、今回の「SE」は僅か半年での交代劇となったのでそれ程でもない。すまん。新しい相棒は「ぎんいろまん8」。カメラの画質も上がり、webに色々とアップする身の僕としてはかなりありがたいっす(移る喋り方だ)。YouTubeの動画も少しは質の良いものにできるだろう。

ところで、SEが着水してから拾うまでの時間は1秒ほどだったかと思うが、今回のような結果になってしまった。SEの外側はオレオか何かで出来ているのかもしれない。オレオでないと説明がつかない親水性だ。お腹が減った時には、食べれます。そう、ipjoneならね。


・師

「布さん」こと、ギタリスト布川俊樹さんとの出会いは2013年に遡る。

布さんが鹿児島にツアーで来られて、彼の弟子であるNさんの計らいでライブに飛び入りさせていただいたのだ。

それからというもの、節目節目でお世話になってきた。

僕がまだ鹿児島にいる頃から渋谷まで共演のために呼んでいただいたり、上京して初めてのライブ仕事に誘っていただいたりと、大恩人である。

布さんと二人でいると、とても楽しい。二人で語り、笑い、飲み、演奏し、人生を謳歌するとはこういうことかと感じる。

そんな布さんにお誘いいただいて、西日本ツアーに行ってきた。前回は5月だったので、半年以上ぶりということになる。

僕の周りのジャズメン達はツアーのことをよく「旅」という。

行く先々で出会う温かい人達。ご当地の名物、名所。

演奏するということを除けば、それは確かにいわゆる旅だ。

そんな各地を旅する布さんを見ていると、一つのことに気づく。

どんな方と接していても、どんなにデリケートなことを言われても「そうですか」の一言で認め切ってしまうのだ。ぶっきらぼうに聞こえるかもしれないが、少し違う。受け入れてしまっているのだ。

それはもう芸術的なほどにすっきりと感じるし、誰も(自分も)傷つかず、まるで合気の組手を見ているような飲みくだし方だ。

布さんはよく座右の銘として「人間万事塞翁が馬」を挙げる。

>>人間万事塞翁が馬 - 幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

人生は何が起こるかわからない。だから何が起こっても受け入れることができる人でいたい。布さんは帰りの車で前を見ながらそう言った。僕はその時の布さんの横顔を忘れない気がする。

僕もそうありたいと日々思っています、と言うと、「明の人生はブルースだからな。ブルースですよまさに。」と楽しそうに仰った。始まる布さんのブルース講義を聴きながら、僕はこういう時間は大切にしたいと、その理由より先に感じた。

そういえば、「明くんは最近どんな音楽を聞いてるんですか」と聞かれ、今年一番この曲を聞いています、と流した曲はTom Misch - I Wish。「なかなか素敵じゃないですか」と言った後、サビのフレーズをしばらく口ずさむ布さんが楽しそうで僕は嬉しかった。


・大会1/4

開けた2019年1月11日は、僕の誕生日イベントが渋谷のJZ Bratであります。

Jazz、Pops、オリジナルと、ちょうど三分の一ずつお送りできればなと画策しております。

一年に一度のお祭り。今回はUINのメンバーに手伝ってもらいます。

ぜひお越しください!!!!

JZ brat ← click here!!!!


・Tom Misch - I Wish

食欲の秋です。和田明です。

ブログ更新、忘れてました。本当です。

前回の更新から〇〇日も空いてしまいました!みたいな、ありきたりな話題はナシよ。野暮ってもんよ。

せっかく久しぶりに書くのだから、ガクブチらしくどうでもいい前置きから入りたい。

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この季節になると、原付に乗っていた頃を思い出す。

ホンダのジョルノ・クレアだ。ベージュと黒でヴェスパのパクリみたいなデザインだった(失礼)。

とにかく風が気持ち良くて、日常のまどろみを後方に置き去りにしてくれる爽快さがそこにはあった。

僕が原付に乗っている姿を見た友人からは、

「原付がかわいそう」

「原付を担いでお前が走れよ」

などという、愛に溢れたコメントを頂戴したものだった。そいつらには控えめにチョップした。

夏にはヘルメットの内側が蒸れるし、冬は手袋を突き抜ける寒さがあったが、楽しさが優っていたように思う。

〇〇年(忘れた)、夏。

僕は完全に学生で、確か「くりびつキンドー」的な名前のハンバーグ屋でアルバイトをしていた。

そのハンバーグ屋は海沿いの観光地にあって、夏休みともなればヴァケーションしにカムしたフォーリナー達でショップのインサイドがコスモでポリタンなのだ(?)。

そうなると僕は提灯お化けの舌のごとく床まで伸びきった伝票と対峙し、灼熱の厨房であまり話の合わない年下の先輩たちと共に8時間に渡り一定のテンポでハンバーグを鉄板に叩き付け続けるのだ。

大学での授業を終え、今日も合挽きミンチを叩きつけるために、ジョルノにまたがり出発しようとしていた。

曇天。何か起こりそうな雲の厚さである。

当時僕は白と緑と青を混ぜた時にできる色で染められたジーパンと、

花柄のシャツに、茶髪ボブで、ヘルメットから前髪だけなびかせながら街を颯爽と駆け抜ける、

森ガール系男子、別名、色白サーファーライダーというポリバレントっぷりであった。

出発してすぐ、大学前で事故は起きた。

先頭で信号待ちしていた僕とジョルノ。

まず、ガシャ、という、金属とプラスチックが擦れる音がした。

と同時にジョルノが前に5mほどぶっ飛んだ。

僕は「はえ!?」という顔とポーズのままふわりと浮き、座標の上では全く移動することなく、

その場にペタンと尻餅をついた。これが俗にいう「人間ダルマ落とし」である。

「ごめんなさーーーーーーい!!」

シャウトと共にメガネ姿の小太りな男性が駆け寄ってきた。大丈夫ですか、と。

ああ、なるほど、僕は追突されたのだ。

振り返ってみると、人間でいう鼻の下辺りを凹ませたハイエースが鎮座してらっしゃった。

よりにもよって、医療系の設備を扱う営業車のようだった。

集まる学生。

一応警察に連絡。警官が5人も来て、そんなに来なくてもと申し訳なくなりながら。

祖父が保険屋をしていたこともあり、事故処理は首尾よく片付いた。

体に違和感があった訳ではないが、一応病院へ。ジョルノも、バイク屋へ行った。

「事故でしょ?聞いてるよ。」となぜか張り切りだすおじいさん先生。

持って行きなさい、と、湿布を300枚ほど持たされて帰った。

逆に腕がどうにかなりそうであった。でも、ありがとう、先生。

その日の夜、追突してしまった社員を抱える会社の社長がその社員に運転させて実家まで謝罪へ来た。

背が低めでかなり太ったその社長は、開口一番、「大丈夫なんだろ?」と言った。

僕は彼の整った白髪をむしり取りたくなった。あとチョップ。

ジョルノは無事で、それからも色々なところへ一緒に行った。

クリスマスの夜遅くまで課題の絵を描いた帰り、長い坂の中腹でガス欠になって泣きそうになったり、

正月早朝、凍結した坂道でつるつる滑ったり、

信号待ちしていたら突然あられが降って来て、プラスチックのヘルメットがカラカラとパーカッシブに打ち鳴らされたり、

日焼けした肌にジリジリと日光を感じながら、入道雲の白さに感動したりした。

結局6年ほど共に過ごした。

いつかまた乗りたいなあ。

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ほい、作文欲解消。

ここからは近況報告。

・横濱ジャズプロムナード2018出演

和田 明 "KING SIZES"として出演。

結論から言うと最高であった。テレビ神奈川のホール会場は超満員。立ち見が出る盛況っぷりであった。

個人的にお世話になってる方も沢山見に来てくださり、感慨深いものとなった。

たまには、僕を幸せにしてくれた共演者について日頃感じていることを、愛情たっぷり、ちゃんと、書き残しておこうと思う。

クレイジーケンバンドさんの歌詞で「音楽の知識なんて語るもんじゃないぜ」とある。つまりちょっと野暮かもしれないし、あれこれ書くのはかなり恐縮だが、ポジティブな思いなので、それでも、書こうと思う。

gt.井上銘 - 僕が渡米する前、6年以上前に鹿児島で出会った。銘にはNYに行った時や上京したての頃からたくさん助けてもらった。活動を共にしたり、彼のライブを見たりしてきたが、常に自分を更新し続ける努力、そして求められるスキルを獲得していきながらも彼にしかできないプレイをする銘は本当に素晴らしい。どんどんカッコよくなっていく。個人的には彼が黒いレスポールで弾くギターソロが大好きだ。今回彼はそのギターを持ってきてくれた。太い音で、しかし分離が良く、銘独特の音色で奏でられるそれは、彼の表情とも相まって、独自の熱として放たれ、受け手を幸せにする。それは会場のお客さんも、ステージ上の共演者も同じだろう。もちろん、僕も!

pf.堀秀彰 - 堀さんとの出会いは「ちぐさ賞」と言うコンペでだった。僕は応募者で、彼は審査員。僕は優勝し、彼から「今度一緒にやりましょう。」という言葉をいただいた。それから、共演者として沢山の場所へ連れて行ってくださった。僕からの誘いも快く引き受けてくださり、今では節目節目で弾いていただいている。堀さんはどんなに早くフレーズを弾いてもとにかく自然に美しく聞こえる。心地よさにふわふわしていると、ぐわっと盛り上がりが起き、ソロが終わる頃には、自然と客席から拍手が溢れるのだった。

僕が堀さんのピアノで一番好きなのは、ツボを抑えてくれるところだ。例えば僕がジャカジャカとギターをかき鳴らし、銘がフワーと雰囲気を作っている時に、僕の想像を超えるほど効果的で美しい一音を水面に垂れる雫のように投下してくれる。それは僕が音楽活動を始めてからずっと欲していた一滴だったし、それを聞ける喜びは僕の脳みそを溶かし、また演奏を依頼してしまうのだ。

ba.納浩一 - 納さんとの最初の出会いは5年ほど前。熊本のハートムーンというお店のアフターセッションでだった。その頃は上京直前くらいで「出て来たら一緒にやりましょう」と声をかけてくださった。実際こちらに出て来てから、gt.布川俊樹さんに改めてご紹介いただき、共演させていただく機会が増えた。納さんはウッドベースもエレキベースもすごい。納さんがウッドベースで弾くswingはドラムの少し前で鳴る。どこまでもドライブして「swingというグルーヴはこれか」と思う。エレキベースを持った時の納さんは、ひたすら僕がジャストだと感じているタイミングで鳴らしてくれる。今回のライブでドfunkになる瞬間があったのだが、その粒立ちしたグルーヴはずっと僕が欲していたもので、音符の長さやタイミングが点で収束している感覚になるほどだった。僕はこの感覚が欲しくて東京に出て来たし、とうとう出会ってしまったと感じた。

dr.加納樹麻 - 樹麻さんを初めて見たのは南青山body and soulでおこなわれていたTail Windのライブを見に行った時だ。僕はずっと自分の中にある「拍が沈む感覚」(ダウンビートというのだろうか?)を体感できるドラマーを探していた。そして樹麻さんこそがその人ではないかと感じた。その後、品川で共演する機会を頂き、その思いは確信へと変わるのだった。何度かお誘いしたがご多忙で日程がなかなか合わず、今回、念願の再共演となった。

樹麻さんの好きなところは、音符の長さとタイミングが最高に気持ちがいい点だ。一音目から点で合う、なんてことは今までで一度もなかった!しかし、樹麻さんは僕のタイムをキャッチしてくれて、リズムが持つ気持ち良さを最大限に感じさせてくれるのだ。

僕の直後はウィリアムス浩子さんの出番だった。楽屋から僕のステージを見て、「ラスベガスでショー見てるみたい!!」と仰ってくださった!!ありがたいなあ。

一緒に写真も撮ってくださり。。優しい優しい方でした。


そんなこんなで、別枠で続けて来た「ガクブチ。」ですが、今度からこちらで書こうと思います。以前の記事はそのままにしておきます。新しい「ガクブチ。」もよろしくね。

最近一番好きなTom Misch。聞いてみてね。


和田 明